脱炭素・CO2排出量削減に係る取り組みを支援します。
パリ協定以降、企業の気候変動に対する取り組みが加速しています。現在、2030年にCO2排出量の46%を削減する国際目標も掲げられ、対策は必須です。
企業には、適切な経営プロセスが取られているか等、適正なガバナンスが取られているか、その結果として激しくなる気候変動に対して適切な対応が取られているのかを開示し行動に移すことが求められています。
我々は気候変動関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)、科学的根拠に基づく目標(SBT)、カーボンディスクロージャプロジェクト(CDP)などの基準に従い、投資家や社会等のステークホルダーへの適切なコミュニケーションに向け、戦略の策定、実行、および、報告・開示に関するコンサルティングを行います。
こんなご支援ができます
事業戦略に沿った温室効果ガス削減計画の立案 |
エネルギーの創出から消費までの潮流を分析。再生可能エネルギー創出のための設備導入可否、電力外部調達の可能性を判断し、お客さまの事業戦略に沿った効果的な温室効果ガス削減計画を立案します。 |
こんなことがしたい、悩んでいる、困っていませんか?
- 事業戦略に合わせた温室効果ガス削減の目標を設定し、脱炭素化に貢献したい。
- ESGへの取り組み評価において「活動評価」と「開示度評価」にばらつきがあるため、戦略的な情報開示に取り組みたい。
- 電力販売契約などを活用して、外部から再生可能エネルギーを調達したい。
企業に求められる対応や施策
事業戦略に沿った削減計画の策定 | 温室効果ガス削減目標の策定 削減計画の実行 将来の技術動向の調査 |
脱炭素化に向けた対応 | カーボンプライシングの動きへの対応 EV(Electric Vehicle)導入についての検討 カーボンクレジット導入についての検討 |
CO2排出量の算出について
CO2排出量についての考え方
地球温暖化の主な原因となるCO2などの温室効果ガス(GHG)は、化石燃料の燃焼や製造の化学的なプロセスなどによって生じ大気に排出されます。CO2は気体であり温度や気圧によって体積が変わるため、kg-CO2と重さの単位で表しますが、大気中の気体の質量を直接測定するのではなく、燃料等に含まれる炭素(C)の含有量等からCO2量を理論値で計算します。具体的には、エネルギー使用量などを集計した「活動量」に文献や研究データなどに基づく「排出原単位」を掛けて算出します。
CO2排出量の算出方法について
例えば100ℓのガソリンを燃焼する際のCO2排出量は、100ℓを「活動量」とし、「ガソリン1ℓを燃焼する際に想定されるCO2排出量」として2.32kg-CO2/ℓ(出典:環境省)を「排出原単位」に用いて、232kg-CO2と算出することができます。
(参考)輸送量あたりの二酸化炭素の排出量(国土交通省 環境政策課より)
一般に、輸送量が増加すれば二酸化炭素の排出量も増加します。輸送量は景気の動向等に左右されるため、運輸部門における二酸化炭素の排出量の削減を、輸送量の増減に関わらず確実なものとするには、効率のよい輸送を促進することが重要となります。
ここでは、我が国内の旅客輸送と貨物輸送において、効率の目安となる単位輸送量当たりの二酸化炭素の排出量を比較しました。 旅客輸送において、各輸送機関から排出される二酸化炭素の排出量を輸送量(人キロ:輸送した人数に輸送した距離を乗じたもの)で割り、単位輸送量当たりの二酸化炭素の平均的な排出量を試算すると下図のようになります。