11.22 世界一の車の町 豊田のもうひとつの顔?

昨日は生態系工学会名古屋の矢作川ツアーに参加、充実した矢作川研修の機会を得て、嬉しい1日でした。私にとっての目からウロコの一言・・・・高瀬やなのSさんがおっしゃられていた魚道のお話です。

曰く、『魚道って、魚の道で書くでしょ。さなかがのぼりやすいだけでは十分ではない。うまく降下にも使ってもらわないといかん。』

植物生態が専門の私の勉強不足かもしれませんが、魚ののぼりやすい魚道づくりは良く聞きますが、降りやすい魚道・・・・ってあまり聞かないような。

この問題をクリアさせるべく、Sさんは試行錯誤で魚道をつくられた。本業は建具やさんとのこと・・・・。在野知に学ぶべきことはいっぱいあるなあと痛感する瞬間でした。

そして、なにより、話をされているSさんの笑顔。私は忘れないと思います。

『効率を最大限求めたカンバン方式』を確立した車の町トヨタのもひとつの顔・・・・自然豊かでコミュニティ豊かな矢作川の地域社会を実感した1日でした。