11.19 倒産という現実

最大の顧客先のS(株)の倒産に係わる諸業務が収束に向いつつあります。その中で、弁護士さんから良く聞かされた言葉があります。

『杓子定器に法律に当てはめるのが原則であり、基本です。そうしますと、●●と判断されます』です。

自然環境に保全、再生に係わる業務の中で『目的のための手段、方法論』の臨機応変な選択、現場に学んだ上での現場にあった個別の対応こそ事で、マニュアル的な灼子定器の対応には限界がある・・・・と常々考えている私にとって、気にとまるフレーズでした。

私は法律に血が通っていないとは全く持っていません。逆に法律に血が通っているけど、どこかで杓子定器に判断せざるをえない・・・あえて、そうする、その非人間的な機械的な判断で処理を強いる、本来はあってはならないものが倒産であろう・・・・倒産の現実のひとつがあえて、杓子定器の判断・・・・という気がしてなりません。