ネイチャーポジティブ&自然共生サイト 支援・モニタリング調査(愛知県新城市・長ノ山湿原における地域環境リーダー活動 第3回)

 

1. 開催概要

本活動は、2024年10月5日に愛知県新城市作手長ノ山湿原にて、愛知県東三河総局環境保全課の主催により実施されました。地域環境リーダー活動の第3回目として、湿原の保全に向けた調査および周辺湿原の視察が行われました。

2. 活動内容

イベントタイトル

愛知県主宰の地域環境リーダー活動 第3回活動

実施内容

本活動では、以下の調査および保全活動が実施されました。

  1. ムラサキミミカキグサの生育状況確認
  2. ハルリンドウ生育の地のコドラートのロープ張りとロゼットの生育状況確認
  3. 矢頭先生による指導のもと、清岳向山湿原の見学

活動の詳細

  • ムラサキミミカキグサについては、降水量が多く湿原水量が増加した結果、池塘が広がり、同種を含むミミカキグサ類が増加していることが確認されました。
  • ハルリンドウ生育地では、これまで外周のみのコドラートに加え、草刈区と対照区の間も境界のロープを設け、平和を防ぐ措置が取られました。を自力で見つけることができました。
  • 矢頭先生の指導のもと、清岳向山湿原を見学し、大野原湿原の埋め立ての経緯や、作手地域に白鳥神社が多く存在する理由など、土地の歴史と現在見られる植生の様相について多くの貴重な知識を得ることができました。

3. 所見

当日は降水量の影響を受け、湿原水量が増加し、池塘がやむを得なかったことがミミカキグサ類の生育に注目していることが判明しました。参加者は少人数であったため、余裕をもった運営が可能となり、一人一人が満足できる内容とさせていただきます。感じました。

4. 結論

今回の活動、地域環境リーダーの重要性と、持続可能な地域資源の保全に向けた具体的な取り組みの必要性が再認識されました。 今後も地域の環境保全に向けた活動を継続していくことが求められます。

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