ネイチャーポジティブ&自然共生サイト 支援・モニタリング調査(愛知県阿久比町・(公財)自然農法国際研究開発センター))

 

(公財)自然農法国際研究開発センター知多草木試験場 視察・研修レポート

2025年1月14日、愛知県阿久比町にある**(公財)自然農法国際研究開発センター 知多草木試験場**を視察・研修させていただきました。

この試験場では、持続可能な農業の実践や研究が行われており、特に土壌管理と施肥についての最新の知見を学ぶことができました。

適切な施肥管理がカギ!

研修の中で特に印象的だったのは、「水田における適切な施肥管理が、土壌の健康維持にとって最も重要である」という点です。

「肥料をたくさん入れれば、お米の収穫量が増えるのでは?」と思いがちですが、実際にはそう単純ではありません。
過剰な施肥は、期待するほど収穫量の増加にはつながらず、むしろ雑草を増やしてしまうというデメリットがあるのです。

雑草が増えれば、当然ながら除草作業が大変になります。手作業での除草は負担が大きく、除草剤の使用を考えることもあるでしょう。しかし、これが環境や生態系に影響を与える可能性もあります。こうした負の連鎖を避けるためにも、「その土地に適した施肥量を適切に管理すること」が重要であると、科学的なデータをもとに説明していただきました。

まさに目からウロコの研修視察!農業の現場で実践されている知恵や科学的なアプローチを学ぶことができ、とても有意義な時間となりました。